メルカリ転売にスーツは相性抜群!売れるアイテムの選び方仕入れ方まで実例をもとに解説
リユースショップで安く売られているけど同じものがメルカリで数千円高く売ってあるという経験ありませんか?
実はリユースショップとメルカリで価格差がついているジャンルって結構あります
そういったものの価値をちゃんと理解してキチッと見分けることが出来ればお店で仕入れてメルカリ転売で収益を得ることができます!
今回はメルカリ転売に向いてるアイテムのひとつビジネススーツの価値をキチッとお伝えした上で,お得な買い方売り方をご紹介します
スーツの他にもメルカリで高く売れるアイテムの記事も書いてますので合わせてチェックしてみてください
メルカリ転売でスーツが狙い目な理由
ネットで「メルカリ転売 おすすめ」とググってみたらいろんなモノがメルカリで高く売れると紹介されてます,ここでは数多ある転売向き商品の中でなぜ「スーツ」なのかポイントを2つ厳選して解説します
ブランドが知られていない
まず1つ目が高く売れるスーツブランドをそもそも知らないという理由です
誰が知らないのか?
リユースショップの買取りを行う人です
お恥ずかしながら私もリユースショップで働いてた頃はスーツに関する知識は乏しかったです。
というのも365日何万点の買取りを行うわけですからその中でも特にお金になるラグジュアリーブランドや高価な電化製品,メンズスニーカーの知識を積極的に蓄えた方がお店としての生産性は上がります
そうなってくるとスーツなんかの勉強に割く時間は自然と限られてくるわけです
中古で売れにくいという先入観
上記のように,そもそも売れるものには売れる分の売り場が分け与えられますが
スーツに限って言えば,昨今のクールビズやオフィスカジュアルを推進する働き方から中古での需要は縮小していて売り場は減少傾向にあります
何ならスーツ売り場の無いリユースショップも珍しくありません
そういったお店や会社全体で「売れるモノ以外買い取らない姿勢」が査定者の目を曇らせてしまい
スーツ=売れないもの・売れにくいもの
といった偏った考えを植え付けてしまっているのかもしれません
とは言えリユースショップでのスーツの年間販売数はそのほかの定番アイテムと比べて実際に売れる点数はたかが知れているのも事実,買取りに持ち込まれるモノも同様です
その中に紛れ込んでいる高く売れるスーツの見分け方を理解しておけば価値のあるアイテムをきちっとピックアップできメルカリで高く売ることができるというわけです
高く売れれるスーツの特徴
ここからは実際に高く売れるスーツの特徴を細かく解説していきます
サイズ・状態・年式に伴う形状・ブランドに分けて説明します
売れるサイズは断然Lサイズ以上
結論:大き目のサイズが一番売れます
大き目って具体的にどんなサイズ?と思われた方いらっしゃると思いますがスーツにはサイズ表記が複雑に設定されておりここでそれを説明するのは難しいので実際に仕入れる際に内タグなどに書かれているサイズ表記を調べてLサイズ以上なら買いましょう
つまりMサイズ以下のものは売れにくく需要が乏しいです
気を付けるべき状態・年式のわかりやすい見分け方
状態はここを気を付けて!
これはスーツに限らず色々なアパレル承認に言えることですが毛玉や穴あき,シミ汚れなどあるものは需要がグッと下がります
こういったものを仕入れる際はメンテナンス次第でしっかり改善できるかどうかを見定めたうえで仕入れることをおススメします
形状から判断 年式のわかりやすい見分け方!
いくら状態が良いモノでも年代の古いスーツはビジネスシーンに向かず需要が激減します,年代の古いものの特徴を抑えてそういったものは買わないように気を付けましょう。
細かく見ていくとキリがないので初心者の方でもわかりやすい年代見分け方2点にポイントを絞って解説します
①ラペル幅
1つ目のチェックポイントはスーツの襟の下にある「ラペル」といわれる部分です
この部分の幅が広いものは古い商品の可能性が高く中古での需要はあまり見込めません
②ボタンの個数
2つ目のチェックポイントはフロントボタンの数です
結論から言うと3ボタンのものは古い傾向にあります
厳密にはすべての3ボタンが古いわけではありませんが,基本的に幅広く使用用途のある2ボタンの方が圧倒的に需要は高いです
メルカリで高く売れるスーツブランド3選!
これらを網羅したうえで最後に重要になってくるのはブランドです!
メルカリで高く売れるモノで運が良ければリユースショップで安く仕入れることができるブランドがこちらの3つです
ロロ・ピアーナ – Loro Piana
ロロピアーナはイタリアの老舗スーツメーカーです
創業当初は生地メーカーだった背景から高品質の生地を使用したラグジュアリーなスーツが特徴です。
良いスーツの見分け方で素材について触れるのを忘れていました,スーツは基本「ウール」で作られていますが高級なモノになると「カシミヤ」が使われることが多いです!
なのでロロピアーナのカシミヤのスーツは最高級品の象徴ということになります
ラルディーニ – LARDINI
ロロピアーナと同じイタリアの老舗ファクトリーブランドです
ロロピアーナが生地の会社なのに対しラルディーニは数々のビッグメゾンの仕立てを行う縫製会社として長くスーツを作ってきた会社です
生地屋と仕立屋という関係性からロロピアーナの最高の生地を使ったラルディーニ製の最高級スーツも存在します!
ゼニア – Ermenegildo Zegna
こちらもイタリアのテキスタイルメーカー発祥ブランド
ゼニアの最大の特徴は「独特の艶」と「しっとりとした手触り」
この3者に共通していることはイタリア発祥のブランドであることとカシミヤなどの高級素材を使用している点
こういった品物がセカンドストリートやトレジャーファクトリーなどのリユースショップで格安で販売されている場合もあるのでこの3ブランドでもいいのでまずブランド名を覚えてから仕入れに向かいましょう!
実際,この3ブランドについてはリユースショップで働いていたころの自分は全くと言っていいほど知らなかったのでこういう一歩踏み込んで知識をつけようとしないと知らないブランドは狙い目です
ロロピアーナの転売実績
では実際にこのブランドの中で私かちきちが仕入れて販売した実績をご紹介します。
私が販売したものはセレクトブランド「TOMORROW LAND – トゥモローランド」がロロピアーナ製の生地を使用して販売していたスーツです
実際の商品がこちら
このロロピアーナは某リユースショップで2,500円で販売されていたところを発見し購入しました!
これも結局,発見できた理由としてはスーツ内側のロロピアーナのブランドタグを見かけたっていうただそれだけのことなので,このブログを見てくださってる古着初心者の方やスーツの知識がゼロの方でもブランドを覚えるだけで奇跡的な出会いを取り逃すことなくキャッチできるようになると思います!
ちなみにジャケット内側のタグはこんな感じ…
はっきり言ってブランド表記はめちゃくちゃわかりやすいので拾えるか見逃すかは知ってるか知ってないかの違いです
この商品の場合は仕入れ値が2,500円で送料が850円,販売金額が9,500円でその10%の950円がメルカリの販売手数料として引かれるので
9,500 – 2,500 – 850 – 950 = 5,200円が収益として上がりました!
ロロピアーナの中古相場は状態やサイズ,今回のようなどこかのブランドとのコラボなど様々な条件を考慮したとしてもだいたい8,000円~20,000円を中央値として販売できると思います
この価格帯から下振れたり上振れたりと外れることももちろんありますが大方この金額内に収まると思います
メルカリ販売時の利益計算についてはこちらのブログ内に細かく解説していますので気になる方はこちらからどうぞ
ただこの商品のように全部が全部安く売られてて転売すると5,000円以上の利益が出るかというとそうではありません,該当するブランドの状態のいいものが安い価格で販売されているかを根気強く探すことが必要です
メルカリで売れる写真講座
最後にメルカリでスーツを売る際により売れやすくするために気を付けるべき写真の取り方を説明します
まず一番大事なことは「悪い部分は隠さない」ことです
シミや汚れダメージなどの販売するにあたってネガティブな要素となる部分に関しては必ず写真に収めて購入者に見せるようにしてください
なぜなら商品のコンディション込みの適切な価格でない限り売れるまでに時間がかかったり売れにくかったりすることと,仮に売れたとしてもその後のトラブルに発展し結果返品になり時間が無駄になる恐れがあるからです
商品から生まれる利益だけではなく仕入れから商品の発送までかかる手間まできちっと利益換算することが大事です
時間の概念もある程度含めて考えないと上がった利益を時給に直したとき200円しか稼げてなかったとかざらにあります
大切な時間を無駄にしないように撮るべき写真のポイントはしっかり押さえてスムーズに出品までもっていきましょう!
スーツを着ている雰囲気を出すことが大事
必ず正面写真は撮ると思います,その際にできればスーツを着用している雰囲気をできるだけ伝えることが重要になってくるので
可能であればインナーに着るシャツとネクタイを締めたスタイルの写真を1枚撮ってください
正面だけではなく背面の状態も知りたい方は多いので必ず後ろ向きの写真も撮るようにしましょう
ジャケット撮影時に追加で撮る箇所は内側のブラントタグとポケットです
ポケットはしっかりと中身が見えるように撮ることが大事です
ジャケット同様にズボンも表と裏必ず撮影しましょう
細かいところはまとめて
表示する枚数が多くなってくると購入者に全部の画像を見てもらいにくくなるので,このように画像編集アプリなどでひとまとまりにするといいでしょう
今回のロロピアーナはズボンの内側にシミ汚れがあっての9,500円の販売になったのですがその汚れ個所も画像右下に掲載し
商品説明文でこの場所に黄ばみよごれがあるとしっかりと伝えるようにしました
重ねて言いますが,こういったネガティブな要素となる箇所も事前に共有することで「この状態でこの価格なんだ」と納得感を持ったうえで購入までつなげることができるのでとても有効です
まとめ
ここまでリユースショップで見落とされがちなスーツをしっかり拾っていけるようスーツの品定めから,高く売れるブランドの共有,メルカリでの効率的な販売方法までお伝えしてきました大事なポイントを振り返ると以下の通りです
品定めのポイント
①サイズはLサイズ以上できれいなモノ
②ジャケットのラペルは広すぎず2ボタンのモノ
覚えるべきブランド
①ロロピアーナ ②ラルディーニ ③ゼニア
すべてイタリアのブランド(※スーツ自体の製造はイタリア製とは限らないです)
ブランドロゴは必ず頭に叩き込んでから仕入れに臨むこと!
写真を撮る際の注意点
①着用したときの雰囲気を伝える写真にする
②状態の悪い箇所はしっかりと写真に撮る
以上のポイントを参考にリユースショップなどで該当するスーツを見つけた際はぜひ仕入れてみてください!
それではまた!